車を綺麗に保つために、コーティングの施工を検討している方へ。
コーティングは、専門店やガソリンスタンド併設店での施工以外にご自身で市販のコーティング剤を使用する方法があります。
手軽に手に入れられ、比較的安価で施工することが可能な市販のコーティング剤。
しかし、正しい方法で施工しなければ綺麗に仕上げることが難しい方法です。
本日は、ガラスコーティング専門店の目線から、市販のものを使って綺麗に仕上げる方法を解説させていただきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
<市販のコーティング剤の種類は?>
カーショップや量販店で販売されているだけでも、たくさんの種類があります。
いざDIYをしてみよう!と思っても、なかなかどれを選べばいいか難しいですよね。
コーティング剤の種類によって、性質も異なるためご自身の好みに合わせてチョイスしてみましょう。
【油脂系コーティング剤】
いわゆるワックスと呼ばれる種類の成分を配合したコーティング剤。
効果の持続期間は1~2週間ほどと短く、熱に弱いデメリットはありますが価格帯が比較的安価なことが魅力の一つです。
また、油脂系コーティング剤の特徴として、艶が出やすい特徴があります。
【ポリマー系コーティング剤】
シリコンなどの樹脂素材が使用されているコーティング剤です。
油脂系のコーティング剤と同じく、熱に弱いデメリットはありますが持続期間は少し長めの2週間〜1ヶ月程度。
洗車後、手軽に使用することが可能なのもメリットと言えるでしょう。
【ガラス系コーティング剤】
硬化型ガラス成分を使用したコーティング剤です。
熱に強く、持続期間も数ヶ月と他のコーティング剤に比べて長くなっています。
ボディ全体にガラス系の被膜を形成することで、光沢が出やすく傷や汚れにも強いのが特徴です。
<市販のコーティング剤を使用する際の注意点>
市販のコーティング剤を用いてDIYを行う場合は、必ず丁寧な下地処理を行いましょう。
車のボディには、新車であってもホコリや細かな傷、汚れが付着しています。
経年車であれば尚のこと。
下地処理を丁寧に行うことで、綺麗に仕上がることはもちろん、コーティング被膜がしっかりとボディに密着するため、耐久性もアップします。
また、施工直後は水に濡らさないようにすることが大切です。
コーティング剤を塗布した後、完全に硬化する前に水に濡らしてしまうとコーティングの寿命が短くなり、撥水性能も低下してしまいます。
被膜が完全硬化するには最大で24時間程度の時間が必要となるので、事前に天気予報をチェックしたり、車に乗る予定を確認しておくことをオススメします。
万が一、完全硬化前にボディが濡れてしまった場合は、すぐに水気を拭き取りましょう。
<コーティング剤を塗布する際の下地処理について>
先述したように、下地処理をどれだけ丁寧に行うかがコーティングの仕上がりを左右するといっても過言ではありません。
【下地処理のポイント.1】細部の洗浄
ボディ全体の汚れだけではなく、エンブレムの周りやパネルの隙間など、細かいところにも汚れが付着しています。
細めのブラシにイオンデポジット除去剤を付着させ、細かい汚れを取り除いていきます。
この時、あまり力を入れすぎてしまうと細かい傷がついてしまう恐れがありますので、あくまでも優しく擦っていきましょう。
【下地処理のポイント.2】洗車
細かい汚れを取り除いた後は、ボディ全体の洗車をしていきます。
まずは、車全体に水をかけて水圧を用いて車全体の汚れを落としていきます。
ボディに汚れが残った状態で洗車を行うと、汚れを巻き込み傷をつける原因にもなってしまいます。
シャンプー剤で洗っていく前に、しっかりと水圧で汚れを落としましょう。
ボディ全体の汚れを落とした後は、シャンプー剤を使ってボディを洗っていきます。
塗装面にかかる摩擦を少しでもなくすために、しっかりと泡立てた上で洗車専用のスポンジで洗車を行なっていきます。
また、コーティング大戦争でも何度か取り上げていますが、真夏の昼間など天気の良すぎる日は、洗車中にシャンプー剤が乾いてしまうことも。
シミになってしまうことを防ぐためにも、車にとって最適な環境で洗車を行いましょう。
<まとめ>
今回は、市販のコーディング剤の種類やDIYの際の注意点についてご紹介させていただきました。
次回は各コーティング剤の使用方法や手順、オススメのコーティング剤をご紹介させていただきます。
理想の仕上がりに応じたコーティング剤を選んで、車の綺麗を維持しましょう!
参考:『NOJオリジナルブランド』のコーティング剤のご紹介!
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