こんにちは。
冬の寒さも本格的になり、洗車をするのが億劫な季節がきてしまいました。
雨や雪解けなど、汚れを放置してしまうとこびりついてしまう原因となりますので、専門店での洗車サービスなどを活用し、定期的な洗車を心がけましょう。
さて、今回の題材はコーティングの効果の一つでもある、「ボディのツヤ」について。
ボディに艶があることでより車が魅力的に見えることから、艶の出やすいコーティング剤を好んで選ばれている方もいらっしゃるかと思います。
新車以上の艶や輝きを出す車は、いつまでも見ていたくなるほど美しいですよね。
しかし、車をより綺麗に見せるための艶が、実はどんどん車を汚くする原因になってしまっていることも。
本日は、ガラスコーティング専門店の目線から、ツヤツヤボディになるコーティングの落とし穴から、より効果的なコーティングまで徹底的に解説します。
<ツヤツヤ=コーティングのクオリティではない>
ガソリンスタンド併設店などで行うコーティングは、ボディ全体がとてもツヤツヤになるのが特徴です。
「艶が出れば出るほど良いのでは?」と思うかもしれませんが、実はこの艶の正体は油分。
油分を多く含んだトップコートをボディ全体に施工することで、コーティングの施工後にすぐ艶が出るようになります。
しかし、それはそのボディが本来出せる艶ではなく、わざと異常なまでの艶をケミカル剤を使用して出しているだけの、言わば見せかけの艶なんです。
このサイトでも何度かコーティングについては解説していますが、ガラス純度の高いガラスコーティングとは違い、「ガラス系コーティング」やその他コーティングは、言ってしまえばボディに油を塗ることで艶を出しているようなもの。
施工直後は艶が出てとても綺麗に見えますが、無理やり艶を出したようなコーティングは納車した瞬間が美しさや艶のピークです。
長い期間車に乗れば乗るほど、この油が汚れやホコリを巻き込み、コーティングの施工後はどんどんボディが汚くなってしまう一方なんです。
<コーティング専門店の艶とは>
では、ガソリンスタンド併設店などのコーティング店と、コーティング専門店の艶の違いは?というと、それはズバリ「磨き」の工程です。
ガラスコーティング専門店NOJを例にとると、車をお預かりしコーティングの施工を行う前の段階で、専用の設備を用い細かい傷や汚れをしっかりと確認しながら、丁寧にボディ全体の磨きを行なっていきます。
ガソリンスタンド併設店などでは、車を預けてからコーティングの施工完了まで数時間程度ですが、しっかりと磨きの工程に力を入れているコーティング専門店は、車を預けてから目安として3日前後かけてコーティングの施工を行なっていきます。
時間をかけてしっかりと丁寧にボディ全体を整えていくことで、油分に頼ることなく艶を出すことができます。
また、磨きの工程を徹底した上でガラス純度の高いコーティング被膜を形成することで、より長く艶のあるボディを維持することが可能です。
<まとめ>
艶のあるボディはとても魅力的ではありますが、油分で作り上げた艶は見せかけのツヤと言っても過言ではありません。
納車時はコーティング前と見違えるほど艶が出て見えるかもしれませんが、油分で作り上げた艶は、次第に汚れやホコリを巻き込み汚くなってしまう一方。
せっかく車を綺麗に維持するためのコーティングが、どんどんボディを汚くする原因になってしまっていては本末転倒です。
コーティング仕上がり時のツヤとコーティングのクオリティは比例しません。
より長い期間、車を綺麗に保つためには、しっかりと磨きの工程を踏んだコーティング専門店での施工がお勧めです。
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